アドウェルズの超音波溶着プロセスによって熱可塑性樹脂を強力に溶着することができます。超音波のエネルギーを溶着材料界面で熱に変化させることで溶着させるプロセスです。アドウェルズでは独自の技術により、スポット溶着ではなく、連続的に溶着することを可能にすることで、お客様の新たな製品価値を創造していきます。アドウェルズの超音波溶着装置は、プロセス条件のデジタル設定機能に加え、ヘッドの高度な加圧、位置制御機能を搭載することで、精密な接合が可能となります。また、プロセス中のモニタリング機能によって、プロセス条件設定や製造工程の管理を適切に行うことができます。
CFRTP-UDテープ(開繊・含浸)
樹脂は取扱が容易なテープ状材料で供給し、超音波によって高粘度の熱可塑性樹脂も溶融させ、完全含浸させます。
炭素繊維開繊
超音波を使用して効率よく開繊でき、従来の開繊方法に比べ炭素繊維へのダメージを抑えます。後段に機械開繊や空気開繊を連結した場合は、段数を減らす効果も得られます。
各種材料UDテープ
超音波開繊含浸では、繊維を炭素繊維やガラス繊維、樹脂をPA6、PP、PEEKなど多様な材料を使用してUDテープを作成することができます。
マルチマテリアルテープレイアップ
アルミなどの金属材料へUDテープ(熱可塑性樹脂)をスポット溶着ではなく、高い接合強度で連続溶着することができます。
CFRTP-UDテープレイアップ
UDテープを部分的にPA基材にレイアップすることで大幅な強度向上が図れます。UDテープ溶着の界面では、UDテープと基材の樹脂が、融合しています。
連続溶着
ロール状の樹脂材料をロータリーホーンを使って連続溶着します。
三次元形状連続溶着
ロボット搭載型超音波連続溶着ユニットでは、立体的なワークの任意の箇所を溶着できます。
スタンパブルシート溶着
UDテープを20積層した事例です。反りの少ない積層が可能で、低ボイドな積層が実現できます。
CFRTP部品連続溶着
独自の超音波印加方式により、CFRTPを連続的に強力に溶着することができます。
UDテープの各種積層
切断したUDテープを配置し、超音波溶着することでシートを形成することができます。
Liイオンバッテリー(セパレータ溶着)
熱に弱いLiイオンバッテリーのセパレータも溶着指定部を加圧しながら超音波を印加することで、圧着部のみが溶融し、加熱することなしに溶着することができます。